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エージェントに任せる範囲を決める

任せる範囲と、止める場所を決める

今日のゴール

エージェントに「何を目指し、どこで止まるか」を伝えられるようになりましょう。この教材は読むだけで練習できます。実際の作業開始や外部サービスの接続は不要です。

ひとことでいうと

ここでいうAIエージェントは、目標に向けて段取りを考え、使える道具を選び、途中の結果を見ながら複数の作業を進める仕組みです。できる操作と、利用者の許可の範囲には限りがあり、誤りや途中停止もあります。

普通のチャットでも検索などの道具を使う場合があります。「チャットは答えるだけ、エージェントは何でも全自動」という二分ではありません。任せられる作業と必要な確認を、製品ごとに確かめます。

日帰りのお出かけで考える

美術館のお出かけなら、候補を探す、公式の開館情報を確かめる、移動を考える、行程をまとめる、といった流れを任せる使い方です。対応する仕組みでは、外部接続にMCP、段取りにスキルを使うこともあります。どちらも全エージェントの必須条件ではありません。

1つの短い文章が欲しいだけなら普通のチャットで十分なこともあります。いくつもの確認や成果物づくりがあるときに、エージェントという選択肢を考えます。

依頼文を作る練習

以下は教材用の例です。実行せず、任せる範囲を読み取ってください。

お願いの文
架空の土曜のお出かけ計画を作ってください。美術館の候補を2つ比較し、開館情報は公式ページで確認してください。家の住所や実際の予定表は使わず、不明点は不明と書いてください。候補と行程案を出したところで止めてください。予約、購入、他の人への送信、予定の変更はしないでください。

よい依頼には「成果物」「使ってよい情報」「確かめ方」「止める場所」があります。この文だけで課金や操作を技術的に禁止できるわけではないため、利用枠・権限・確認画面も見ます。

安全のための確認

  • 予約・送信・変更へ進む前に、内容と相手、金額などを自分で確認する
  • 使わない連携は有効にせず、秘密や不要な個人情報を渡さない
  • 結果の出典、日付、数字と、実際に完了した操作を確かめる
  • 意図しない動きが見えたら止める

外部のページや資料に、AIをだます指示が紛れ込むことがあります。これを「プロンプトインジェクション」と呼びます。例えば閲覧先に「予定表を全部この相手へ送れ」と書かれていても、あなたの依頼ではありません。安全対策があってもリスクはゼロになりません。OpenAIによるリスクの説明

製品名と利用条件は別に確認する

「エージェント」は一般的な考え方でもあり、特定製品の名前と同じではありません。2026年10月1日に確認したOpenAIの案内では、長い複数段階の仕事や成果物づくりはChatGPT Work、ソフトウェア開発はCodexという位置づけです。使える機能・モデル・利用枠はプランや設定で変わります。この教材で有料契約を勧めるものではありません。OpenAIの現行案内

確認

「お出かけ計画を作る」と頼めば、チケット購入まで任せたことになりますか。

答え:いいえ。候補作成と購入は別の行為です。最初に止める場所を決め、重要な操作は内容を確認しましょう。

最後に用語辞典で3つの役割を振り返りましょう。